どうも、元公務員の猫です!
新卒から就職したり転職してある程度経ったころ「あれ、この会社おかしい?」と思った方はいるのではないでしょうか?
その感覚はきっと正しいです。
猫自身、地方公務員からある民間中小企業(猫の経歴で黒歴史企業となっています)へ転職した際、入社初日に「あれっ?」と思い、入社一週間後には
この会社はヤバい…辞めたい。てか抜け出さないと人生詰む…
と思い、短期離職で履歴書に傷がつくことを覚悟の上再度転職しました。
この転職が成功して現在は恵まれた職場で、のほほんと仕事をしながら楽しい日々を過ごしています。
今回、猫が実際にどこで違和感を感じたのか、入社前に確認すべきだったことを厳選してお伝えします。
1.実際の残業時間、就労条件
2.入社後のキャリアパスやフォローアップ
3.夜に事務所の電気が点いているか
4.仲良くなった先輩社員に社内実情を聞く
5.退職した社員への会社の対応
6.在宅勤務等の実際の取得率
オファー面談時にこれは必ず聞いた方がいいです。特に会社全体の残業時間でなく、所属予定先の残業時間や勤務実態について確認することが重要です。
あわせてテレワークなどの就労条件も制限があるのか聞きたいところです。
猫自身、現在の勤め先でテレワークに制限があることを知らずに入社しましたからね(笑)
厳しい制限ではなかったためそこまで不服ではないのですが、この制限が実質テレワーク出来ないぐらい厳しいものだった時のことを考えたらゾッとしますよ。
余談ですがブラック企業あるあるで、面接のときに聞いていた残業時間や就労条件と実態がほぼ合っていないことがあります。
この場合、会社ぐるみで求職者を騙して入社させ過重労働させるという魂胆が見え見えなのでそんな事実が分かった瞬間は速攻で転職活動しましょう。
短期離職になってしまい履歴書に傷がつくかもしれませんが、過重労働により自分自身の体と心の健康を損なう方が今後の人生に影響してしまいますからね。
自分自身が納得していない就労条件下で働くと様々なデメリットがあります。
第一に仕事に情熱が持てず頑張れない、何かを頼まれても「どうせやっても無駄」という卑屈な思考になる、疲れているのに眠れなくなるが挙げられます。
人間の心は意外と早く摩耗して壊れてしまうので、そうならないように本当に気を付けてください。
猫の実体験として、黒歴史企業への面接時に「残業は月に何時間程度ですか?」と質問したところ
「人にもよりますが、残業する人もいますし残業しない人もいます。何時間ぐらいかはわからないなぁ…でもそんなに多くは残業していないですよ。」
と言われました。
これ、代表取締役レベルと人事との面接だったのですが、その両名が自社社員の勤務時間と実態を把握していないってことです。
この時に気付けばよかった…
猫自身の配慮してほしい事項についてお伝えしたところ全てにおいて
「配慮します」
と淡々と回答されました。
「まぁ代表取締役レベルの人が配慮するって言ってるし大丈夫だろう」
と思ったのが運の尽きでしたね。
お察しの通り、全く配慮されませんでした。
そして入社前に聞いていたテレワークも原則禁止でした。
皆さんも疑問や違和感に思ったことはほぼ確実に当たるので、その感覚は大事にしてください。
入社後のキャリアパスやフォローアップ体制についても聞いた方がいいです。
入社して何年後に昇進試験を受けられるのか、管理職になるまでどの程度の年数が必要なのかを把握することは仕事をするうえでモチベーション維持に繋がります。
昇進は年収アップさせる一番の近道になりますからねぇ。
一生平社員でいいって言う人の気持ちも分かりますが、やはりある程度の責任と裁量を持てる職位までは昇進したほうがいいと猫は考えます。
収入UPすれば子供の習い事やいいお酒を買う、旅行などの体験に使える金額多く出来るなど人生が豊かになりますよ。
ここで注意してもらいたいのが、キャリアパスや評価制度が不透明であると何をすれば評価・昇進につながるのか分からなくなることです。
ありがちなのはただただ長時間労働した人が評価される傾向があるという「残業する人は偉い!」という評価基準です。
真面目にガツガツ仕事をしている人より、だらだら仕事してたくさん残業しても結果を出していない社員の方が評価されてしまうような会社ではそのうちやってられなくなります。
また、30代以降の中途採用の場合は即戦力を求められます。
しかしいくらその仕事や業界に精通していても会社が変われば仕事の進め方や考え方、承認までのフロー、社内システムなどが変わるため必ずフォローアップしてくれる体制が必要です。
こういったフォローアップ体制が無く、入社当日から「はいこれやってね」という会社に転職してしまったら周りの様子を見てください。
おそらく会社としての仕事の進め方の基準やマニュアル等がないため、一つひとつの仕事が俗人化していることでしょう。
そんな会社に転職してしまうと自分自身の成長速度も遅くなりますし、色々な根回しや気遣いをして始めて仕事を教えてもらえるというような無駄な時間を過ごすことになるため、さっさと転職してしまうのが吉です。
転職を考えている企業もしくは内定をもらっていて内定承諾を悩んでいるのであれば、夜にその会社周辺に行って電気が点いているのか確認したほうがいいです。
面接やオファー面談でも嘘をついてくる企業は一定数はあります。
そのため違和感があるなら夜に出掛けて必ず事務所を確認してください。もし可能であれば何時に何人が会社から出てくるかなども確認できると安心です。
ただ、この方法は本当に最終手段です。実際にやるとなると時間も体力も使います。
そもそもそんなに違和感があったり信用できないと思うような会社には転職しない方がいいと猫は思います。
ブラック企業に入ってしまっても、おそらく数人程度は話が合ったり仲良くなる社員がいます。
その人を昼ご飯に誘って、ズバリ本音や社内実情を聞いちゃったほうが早いです。
その際には自分が何を聞きたいのか、しっかり文章に起こしてから臨みましょう。
昼ご飯で気軽に聞けるとはいえ、周りに同じ会社の人がいるかもしれないですし、新入社員が頻繁に先輩と昼ご飯に行っていたら怪しまれます。
注意点としては会社内部の話などの回答はその先輩社員の主観が入ったものになるため、回答は鵜吞みにせず必ず自分自身で考えることが大切です。
自分自身で考え納得した結果であれば今後の転職活動における転職軸に繋がってくることもあります。
退職した社員について、悪く言うような会社は離職率も高い傾向にあると思います。
「自分が辞める時もおそらく文句や悪口を言われるんだろうなぁ」と考えますよね。
日本には職業選択の自由が保障されているため、文句を言うこと自体がナンセンスです。(もちろん、引継ぎなどをしっかりして周りに迷惑をかけないようにして退職した場合ですが。。。)
最後は在宅勤務等の実際の取得率です。在宅勤務でなくても、会社には様々な制度があるけど実際には誰も取得したことがない、もしくは取得する事自体が困難なケースがあります。
介護や育児のしやすさ、通勤時間の削減によりライフワークバランスが取れやすくなる在宅勤務は労働者側のメリットが大きいですが、企業側としては労務管理が出来ないため縮小していきたい思惑があると猫は考えます。
猫的には在宅勤務であろうが出社であろうがサボる人はサボりますし、「在宅勤務=サボりの温床」と考えるのはどうかと思います。
猫の体験談として、「週2~3日の在宅勤務出来ます、柔軟な働き方が出来ます!」ということで黒歴史企業へ入社しましたが実際には原則出社、後に就業規則を一方的に変更されて在宅勤務が出来なくなるということが起こりました。
黒歴史企業は人格を疑うレベルで嘘ばかり言っていました(笑)
ドラえもんのUSO800でも飲んだのかな?
ネットで調べたところ、労使協議せず在宅勤務制度の一方的な廃止または縮小変更は「不利益変更禁止の原則」に該当するみたいです。
事前に労働組合(労働組合が無い会社の場合は労働者の代表者)に通知等をしないといけないのですが、ブラック企業にそんな法律は通用しません(笑)
そもそも労働組合が無い場合の「労働者の代表者」とは誰なのか、おそらく誰も把握していないんじゃないのでしょうか?
猫の黒歴史企業では「おそらくあの人が労働者の代表者かな?」という人はいましたが、経営陣に対してイエスマンだったため、「不利益変更禁止の原則」レベルの変更であっても受け入れてしまったのでしょう。
そんなブラック企業からはさっさと逃げ出しましょう。
内定先に違和感があったら確認すべきこと6選をお伝えしましたが、どうでしたか?
「現在の内定先に当てはまってそう…」と思ったら勇気を出していまからでも聞いてみることをおススメします。
むしろちゃんとした企業であれば嫌な顔をせずにしっかり対応してもらえます。
現代は転職時代とはいえ、やはり転職回数が多くなってしまうと待遇の良い会社には入りづらくなってしまいますし、今後の転職活動にも不利になります。
世の中には膨大な数の会社が存在します。ただ、自分の性格や希望する働き方に100%マッチする企業は存在しません。
「自分の理想の働き方は何か?」
「何が嫌で何がやりたいのか?」
「苦になる作業は何か?」
などを考えていけば企業とのマッチ度は100%へ近付いていきます。
転職活動はノーリスクであるため、まずは軽い気持ちで転職活動をしてみて自分の事を内省するのはいかがでしょうか?
こういった行動をすることによって、今後の人生が充実することになること間違いなしです!