どうも、元公務員の猫です!
今回は公務員現職者でもあまり知られていないヤバい事実3選をお伝えしていきます。
公務員になったのでこれでもう身分安泰!と思っているかもしれませんが、この記事を読むことで公務員でも意外と身分や金銭面で不利になる場合があることを知ることが出来ます。
現職者も志望者も必見の記事になっていますので、ぜひご覧になってください!
では、どうぞ~
1.個人賠償の可能性がある
2.訴訟リスクがある
3.ハラスメントの横行
公務員は完全なトップダウンにて運営されている組織です。
基本的には上長(係長級や課長級)の決裁(許可)をとったうえで職務遂行をしています。
ここで問題となるのが、
「上長の許可をとったにも関わらず不祥事に発展した場合、その不祥事に対して担当職員が個人賠償請求される恐れがある」
ということです。
猫が勤めていた自治体でも、たまに個人賠償の話が噂で流れてきました。
それこそ係長と課長が決裁の押印しているのにかかわらず、ミスが発覚した際には
「担当者からそんな話を聞いてないから知らない」
逃げていました。。。
何のために上司が存在しているの?
結局、担当者と係長で損害額を折半して個人賠償をしたそうです。
え、課長は?
…勘のいい人は嫌いだよ
という小ネタは置いといて、課長は幹部側の人間なので間違えを認めてしまうと自治体の信頼が揺らぐとのことで口頭注意で終わりだそうです。
こちらも意外とうわさで聞く話です。
残業して一生懸命仕事して、課長や部長もしくはそれ以上の役職者からの無理難題を達成して心身疲れ果てた結果、まさかの住民や契約相手などから訴訟というコンボを繰り出され、悲惨な結末を迎えることがあります。
訴訟されると様々な面で職務に影響してきます。
これまでの経緯に問題が無かったのか、法律違反をしていないかなどを自分自身で調べ、資料にまとめて法律担当課と何度も打ち合わせすることになります。
裁判所にももちろん出頭します。
通常業務があるのに上記業務も追加されたら、そりゃ業務ひっ迫になりますよね。
先ほど挙げた「個人賠償請求」に通ずるものがありますが、訴訟で自治体側が敗訴した場合、自治体から個人賠償請求されることがあります。
実際のスキームとしては、
① 住民もしくは契約相手が自治体に対して訴訟
② 自治体が敗訴
③ 自治体が当該職員に個人賠償請求
という感じです。
日頃の業務で疲れているのに、訴訟対応で更に精神が削れて行くのに関わらず、自分自身が勤めている自治体から個人賠償請求されたら何もかもやる気が無くなってしまいますよね。
個人賠償や訴訟のために公務員向けの個人賠償責任保険があるという、なんとも闇が深そうなビジネスもあるぐらいです。ちなみにこの保険は自費で加入することになります。
公務員として安心して勤めるための保険なのに、なぜ個人の財布から費用を出さないといけないのか…
現在公務員の人で個人賠償責任保険に加入していない人は加入することをおススメします。
明日は我が身ですよ!
最後に、役所内では意外とハラスメントが横行していることをお伝えします。
猫がいた自治体ではパワハラはもちろん、飲み会でのアルハラ、セクハラ、パタハラなど選り取り見取りでハラスメント横行していました。
公務員というのは仕事をするうえで民間企業側からお膳立てされることが多いです。そのため、
「私は偉いんだ!私は偉いから間違えとかしない!従え!」
的な職員が多いんだと猫は考察しています。
猫自身、課長に育休取得の相談をしたら「えええぇぇーーーーー!!!」と言われ、ダメともいいとも言われずに無言の圧力を受けました。
さらに先輩職員にも育休の話をしたら、
「引継ぎは受けないよ?なにもかも抜け漏れがなく問い合わせとかが一切無いぐらいまでに仕事を終わらせないのに育休とかダメでしょ?」と有り得ないことを言われました…
結局、猫は育休を諦めました…
また、公務員はストレスが溜まりやすい環境であるため飲み会で暴走する人が多かったです。
猫が受けたアルハラでは頭を何回も殴られ、殴ってきた人が一度口の中に入れて出した蕎麦を「喰え!」と強要、更に1時間以上怒鳴り散らかされたことがあります。
翌日になってもあまりにも怒りが収まらなかったので、アルハラしてきた人の所に挨拶がてら文句を言いに行ったら
「ごめん、まったく覚えていない。覚えていないからノーカンでお願い!」
と言われ絶句しました。ちなみにこの人は課長級です。
おそらくですが、ハラスメントに関してはニュースでもたびたび報道されているので、どこの自治体も同じ状況なのかな?と思います。
99%の人が知らない公務員のヤバい事実はいかがでしたか?
民間企業から公務員になったときハラスメントをこれ以上受けずに済む!と思っていましたがそれは夢でした…
むしろ個人賠償や訴訟などのリスクが増え、社会人としてもキャリアが築きにくいというデメリットがあるため、公務員として骨を埋める覚悟がないのであればデメリットの方が大きいです。
この記事を読んで少しでも不安に思ったら、転職エージェントに登録して相談するだけでも今後のためになると思います。